ときめきとにこごり

あばよの雑記置き場です
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ポケモンZAメインストーリークリアした!!まだリワード戦がいくつか残ってますが、あとはのんびりやります。画像はメインストーリー終了時点の旅パです。20匹ぐらいローテーションで回してたので本当に全員旅パなんですけど旅パって匹数制限ある…?ひたすら街を走り回ってたので、旅って感じもあんまりしないかも。

ニックネームはつけるタイプ。いちばんお世話になったのはバクーダ。使ってて楽しかったのはゴロンダ、ギルガルド。悩まされた技はじしん。好きになった技はどくづき。最後までどく、あく、エスパー、ゴースト周りのタイプ相性が覚えられなかった。

メインストーリー終了時点でプレイ総時間が66時間だった。10/21の夜からプレイし始めて8日で完走したことになるので、大体1日8時間ちょっとしていた計算になる。そんなに。つまり24時間を睡眠仕事ポケモンで三分割していたわけで、生活は端的に崩壊していた。睡眠もだいぶ削られていたが…楽しかった!!
以下はとりとめもない感想です。ネタバレあり💨

・XYはプレイしたと思ってたけど実はしてないのかも…?と思うぐらいになんにも記憶がないです♪ でもカルネさんとかプラターヌ博士とかと触れ合った記憶は微妙にある…ZAの物語をちゃんと紐解くにはここの再履修が欠かせないなーとしみじみ思ったので折を見てやりたい。具体的には年末などに…

・ストーリーのテーマとしては「ポケモンとの共生」の話だったけど、抜本的解決策!のようなものが作中内であんまり示されずに終わるのがいい意味で現代っぽいなと思いました。 街を走り回ってるとNPCの吹き出しにいろんな世論が飛び交っていて、それだけでこの問題の解決は途上にあり、ここにはここで生きてる人の生活があるんだなというのがかなり生々しく感じられた。

・XYでフラダリが極端な思想に走ったことを踏まえると、この問題に単純な解決策はない、という回答は続編としてすごく正当なもののように思える。ホロの中にポケモンを閉じ込めるのは正しいことなのか?それは本当に共生と呼べるのか?都市開発で棲む場所を奪われてるポケモンもいるのではないか(ワイルドゾーン拡大して人間も住めなくなってる気もするが)?そもそもクェーサー社というよそものの外資系企業にミアレの開発を許していいのか?……という具合に、常にどっちつかずな問題意識が出されていたと思う。
その葛藤はキャラクター造形のレベルまで降りてきていて、例えばカラスバのブラック寄りのグレーな立ち位置も、ノブレスオブリージュをかなり強引に行使するユカリも、信条のため突っ走って迷惑をかけまくるシローも、おじいちゃんにホロをやらせてるカナリィも、AZでさえ、清濁併せ持つ人物像を与えられ、善悪で単純に割り切れない描き方をされてるところは全体を貫くテーマ性と響き合っているように感じられた。

・人とポケモンの共生、で若干カバーされてるけど、フラダリもAZも人に失望したことがカロスの物語のきっかけなので、本来は人と人との共生の話なのだろうな。現実の移民の話とかを意識してそうだし…それを踏まえるとシローとムク、カラスバとジプソ、ユカリさまとハルジオ、カナリィとタラゴンみたいにタイプ相性の相容れない組み合わせは、必ずしも意見の合う人間ばかりじゃないということを語っているようで象徴的だ。でもみんな同じ街で生きていることは共通している。

・今までのポケモンシリーズにおいて、主人公は旅に出てそして自宅に帰るのがセオリーで、街というのは通過点でしかなかったけど、ZAはミアレにやってきた主人公が街に自分を根付かせていく物語で、私はそこがすごく好き。一介の観光客がどんどんその土地の人間になっていく。人と仲良くなりそこにある問題を知って、他人事が自分事になっていく。当事者からすると、確かにグリみたいによそものが首突っ込むな!となる気持ちもわかるけど、カラスバみたいによそものの人間がミアレを案じてくれるのがうれしい気持ちもわかる。ガイも流れものだけだど、よそものだからこそ、ここの人たちの役に立ちたいという気持ちが強かったのだろうな。ガイって常に主人公の半歩先を行く道標みたいなポジションだったと思う。

・主人公がなんでミアレに来たのかとか動機が謎すぎるってしばしば言われてたけど、街の人間になっていく物語だから、あえて背景が着色されていないのかもしれない。そうすることでプレイヤーにとってミアレの街が故郷になるから。私は少なくともそういう気持ちになってる。主人公がもしまたこれからどこか旅に出ることがあっても、みんなには「いつ帰ってくるの?」って言ってほしいし、主人公もミアレに帰るつもりでいてほしいな。私は郷愁という感情に弱くて…

・グリの一人称「おれ」←萌えすぎ

・「くそったれな灰色の青春」ってセリフもすごくいい。燃え尽きたあとのグレー。でもグリにとっては青春であることは間違いなく、灰の中にまばゆい思い出の輝きがあることを認めざるを得ないような苦々しさがあって、たまらない気持ちになる。

・グリだけじゃなくて全体的にセリフ回しに細やかさが感じられてプレイしてて心地よかったです。一言に性格とかキャラクターとか出すのがうまくて…ピュールのオタクとしてのスタンスとか、対シローのマチエールさんとか、それぞれの負けたときのセリフとか…

・あと、案の定カラスバにどぎまぎしちゃって…悔しい…ストレートにヤクザで関西のノリをすべて託されてておもしろくてずるい。

・カロスって暴対法あるのかな…マフィアじゃなくてジャパニーズヤクザにしたところが遊び心というか…いや遊び心では済まない感じもあるが…サビ組は完全に利子ぶんどってる悪徳なヤクザだけど、ボランティアあたりとかは結構マジに善として演出されてそう。でもほんまもんのヤクザも世間へのロビー活動としてハロウィンとかで子どもにお菓子配ったりするし…カラスバは純粋なボランティア精神七割、打算三割ぐらいでやってたらいいなー。高利貸し以外にサビ組のシノギがあんま見えてこないけど、ブチャラティみたいに揉め事解消に出向いたりもするのかな。あるいは警察にはできなくて、ヤクザにはできる自警団チックな街の守り方みたいなのがもう少し見れたら、私の中でサビ組の解像度が上がりそう。他にヤクザ組織もいなさそうだし、サビ組でミアレ一帯仕切ってるのってすごい…昔はいたかもしれないけどカラスバが成り上がるときに全部飲み込んじゃったのかなあ(萌え〜)。あとカラスバが、フラダリがおそらくしたように孤児院みたいなの開いてたら激アツだけど、それちょっと桐生一馬すぎるかもしれん…

・ゲーフリ内にジプソとカラスバの関係に萌え萌え♡になってる人の存在を熱く感じられてよかったです。ユカリさまとハルジオもだけど、このひとたちのエピソードこんなさらっと流せるものじゃないのに詰め込んでるのもはや執念だと思う。片鱗だけ聞き齧ってる状態って、すでにできてるコミュニティや、長年の歴史の積み重ねを覗き見させてもらってるみたいでうれしい気持ちになった。みんなここで生きてきた歴史があるんだなって感じられて。
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